地方再生のレシピ(奥田政行)

2017/03/08 13:18
その土地の 「食」を文化へ 昇華させ 人と自然を 繋げる料理  <この本を読んで得られること3選> ・ 活躍ぶりが雑誌やテレビでも取り上げられ全国区で知られるシェフの、修行時代からこれまでの歩みを追える ・食材の本質、すなわち、この”生き物”は何の狙いでこんな特徴なのか、どういう環境で育ったのでどんな味になるのか、一流の料理人としての探究心が、詩的なフレーズとイラスト(壁画アーティスト・ミヤザキケンスケ氏の挿絵)により表現されている ・飲..

続きを読む

アミ小さな宇宙人(エンリケ・バリオス)

2017/03/07 23:58
愛こそが 宇宙の法と 気付かせる メッセンジャーと 少年の旅  <この本を読んで得られること3選> ・今現在も世界中で行われている愚行を指摘され、地球の人間がまだまだ野蛮(未開)であることを痛切に認識することになる ・幸福に至る唯一の道が示される ・子どもの視点から、宇宙で最も大切なことを教えられる物語の構成を学べる <こんな本> 南米の10歳の少年ペドロが、別の星の人間アミ(本当の名は地球の言葉では発音できないので..

続きを読む

次の時代を、先に生きる。(髙坂勝)

2017/03/04 22:38
幻想の 消費構造 抜け出して 人間らしく 生きる選択  <この本を読んで得られること3選> ・人生や経済に対しての俯瞰的な高い視点、かつ、安定した足場からの思考法 ・「常識」にとらわれない発想の転換が提示され、モノゴトについてどう考えるかの基点を与えられる ・成長神話(経済でも個人の競争能力でも)から抜け出し、地に足のついた幸福度の高い人生を送るための具体的な方法 <こんな本> 経済成長することに肌感覚で疑問を抱きつつある一般(政財..

続きを読む

畑と田んぼと母の漬けもの(藤田和芳)

2017/03/02 23:20
平和への 社会運動 原点に 昭和の岩手 母のぬくもり  <この本を読んで得られること3選> ・昭和30年代の岩手県の農村地帯の生活風景と、母を始め家族や近所の人々との関わりの美しさが感じられる ・環境問題や社会問題の解決を目指す企業を起こした人物の、その原体験(幼少期から東京での大学生時代)を追える ・社会起業の代表的な例として、大地を守る会での事業の初期の頃の様子や理念が語られている <こんな本> 副題『「大地を守..

続きを読む

畑から宇宙が見える川口由一と自然農の世界(新井由己)

2017/02/26 19:10
<この本を読んで得られること3選> ・日本を代表する自然農の大家:川口由一氏のこれまでの歩みを、幼少時から青年期を通して現在に至るまで詳しくかつ簡潔に追うことができる ・自然農とはどういうものか(はじまり、川口氏の具体的な実践、考え方など)、有機農法や慣行農法との違いを里山や人工林とも対比させた解説 ・数十年、畑に向き合うことや漢方など古典の書から体得された宇宙・自然・生命への理解についての川口氏のセリフの引用と、農業の実践に限らず、人としての生き方への..

続きを読む

南方熊楠コレクション5森の思想(中沢新一)

2017/02/25 22:41
生と死の 粘菌に見る 不可思議も 神なる森を 切りゆく日本  <この本を読んで得られること3選> ・書簡集とその解題(現代語での解説)により、世界的天才/奇才南方熊楠の思想の原点を紐解ける ・粘菌の生態の不思議さや分類の難儀さが紹介され、生物学の世界に混乱をもたらした様子と、その渦中での熊楠の生命の神秘に迫る独特の東洋思想的解釈が中沢節で解説されている ・エコロジー運動の先駆けと言われる熊楠のその熱心な神社合祀反対運動の理由が、本人の書簡を直接載せ..

続きを読む

もっと見る